会報 「篝火」  2012 春季号 No.129

・平成24年度定時総会のご案内
・ブロック合同講演会 岸 博幸氏
・納税表彰
・経営者訪問 ~西濃印刷株式会社 河野俊昭氏~
・税務署コーナー
・支部だよりあれこれ
・ふるさと秘話 No.93 ~1枚の写真から~
・委員会あらかると ~タックスフェスティバル2011~
・青年部会コーナー
・女性部会コーナー
・税務研究会コーナー
・運営研究会コーナー
・新入会員紹介
・編集後記

 

<表紙の写真>
 
オキナグサ(翁草)
Pulsatilla cemua キンポウゲ科

茎や葉、そして花も白毛で覆われる。花は茶褐色、花期は4~5月頃、草丈は20~30cm。身近な山野に自生する日本古来の植物であった。ところが近年花が美しい事や根を乾燥させたものが下痢止めとして漢方薬に使われた事などから乱獲され、なかなか見る事ができなくなった。その為絶滅危惧種になっている。

オキナグサの特徴は花も美しいが咲き終わった姿がユニークな事。花は最初下を向き、その後横向きになって開花。満開を過ぎると花弁(萼片)を落とし上を向く。そして一つ一つの雌しべが毛糸のようになって長く伸び球形になるのである。それが白髪の老人のように見えるとこから「翁草」の名がついた。

飛騨地方では、髪を振り乱した狂女のよう・・・と、「モノグルイ」の名があるとの事。

斉藤茂吉の目にもとまり次のような詩を残している。

『われ世をも 去らぬ頃にし 白頭翁 いずらの野べに 移りにほはむ』

(有)長良園芸 安藤 正彦

<写真提供>
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