課外研修
開催日 令和5年9月16日(土)~18日(月・祝)
行 先 晩夏の長崎 ~佐世保・雲仙~
出席者 12名

 

令和5年9月16日(土)~18日(月・祝)の3日間に渡って、青年部会「課外研修」が開催されました。

今回の行先は、古くから海外との貿易の窓口になり西洋文化の影響を色濃く残した芸術があり、また、戦争や災害で甚大な被害からの復興を成し遂げた長崎に行ってまいりました。

初日は江戸時代中期の創業天明七年(1787年)に創業され、国の登録有形文化財に指定されている梅ヶ枝酒造株式会社の見学です。日本酒や焼酎が主力ですが、最近ではジャパニーズジンやウィスキーの製造も始められ、酒造りの基本は忘れることなく様々なニーズに答えるべく商品開発されている姿勢は大変勉強になりました。

その後、海上自衛隊佐世保史料館セイルタワーに移動して、前身の日本海軍から現在の海上自衛隊に至るまでの佐世保基地が果たした歴史的な役割などを当時の貴重な資料とともに見学しました。

2日目は雲仙ビードロ美術館を訪れました。江戸期の吹きガラスやオールドバカラなど、西洋文化の影響を強く受けたことが感じられると同時に、当時のガラス工芸の高い技術力には驚きでした。

その後、雲仙岳災害記念館がまだすドームに移動し、平成3年(1991年)に発災した火砕流や土石流災害を後世に伝える記念館を見学しました。当時はテレビや新聞で見ていましたが、実際の普賢岳を眺めると、その災害規模の大きさに衝撃を受けるとともに、我々の身近にも災害が起きうることを肝に銘じて、その準備をしていかなければならないことを再認識しました。

最終日は世界遺産を巡る旅と題して、グラバー園国宝 大浦天主堂軍艦島(端島)を見学しました。特に印象的だったのは軍艦島です。天候に恵まれたので実際に上陸することができ、最盛期には石炭採掘で人口密度日本一を誇った島も、石油に移り変わったことによる時代の変化で無人島になり、崩れ落ちた建物を見ると栄枯盛衰を実感しました。

研修の最後に長崎原爆資料館を訪れました。一瞬にして長崎の街を破壊した原爆の被害の様子を残された資料や写真を見ると改めて平和の大切さを学ぶことができました。

今回の研修は大雨警報が発令され一部予定を変更しましたが、概ね予定通りに進み、無事に終えることができました。参加者のみなさまと現地でお世話になった長崎の方々のご協力に感謝いたします。ありがとうございました。

青年部会 厚生委員長 山本孝洋

梅ヶ枝酒造 梅ヶ枝酒造
梅ヶ枝酒造株式会社
海上自衛隊佐世保史料館 海上自衛隊佐世保史料館
海上自衛隊佐世保史料館セイルタワー
ビードロ美術館 雲仙地獄
雲仙ビードロ美術館 雲仙温泉地獄めぐり
雲仙岳災害記念館がまだすドーム 雲仙岳災害記念館がまだすドーム
雲仙岳災害記念館がまだすドーム
グラバー園 グラバー園
グラバー園
軍艦島 軍艦島
軍艦島(端島)
長崎原爆資料館 長崎原爆資料館
長崎原爆資料館
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